製品概要
SALTIGA J TECHNICAL STEER(ソルティガ J テクニカルステア)は、
オフショアジギングにおける「ジャーキングの自在操作」をテーマに開発された
ダイワ最上位ジギングロッドです。
詳しいスペックは公式ページを参照できます。
また、開発背景は公式ムービー(YouTube)で公開されており、
伊豫部健氏らプロアングラーが
「軽さ・曲がり・瞬間復元」のバランスを解説しています。
設計コンセプト
▼ ジャークを“舵取り”するブランク
キーワードはSTEER(舵)。
ジグを横方向へ滑らせ → 立て直し → 食わせの間を
ロッド側で完全コントロールすることを狙い、
SVF NANOPLUS + X45X FULL-SHIELDで
ネジれを抑えた芯の通った細身ブランクに設計。
つまり、しゃくり幅やジャークスピードを
1cm単位で操れるイメージです。
▼ AGS NEO & V-JOINT α
AGS NEOカーボンフレームガイドで
トップ部の先重りを軽減しつつ感度を底上げ。
さらに継ぎ目はV-JOINT αで追従性アップ。
その結果、大型青物の突進をいなす曲がり切る粘りと、
軽快なジャークを両立しました。
主な特長
- 超細身&超高弾性 SVF NANOPLUS ブランク── 軽量ジグでもレスポンス抜群
- X45X FULL-SHIELD── 全身 45°カーボンでネジれ剛性 135%
- AGS NEO ガイド── チタン比 40%軽量・感度向上
- エアセンサーシートJ── パーミング性と剛性を両立した新形状
- スーパーハイパワーバット── 15kg クラス青物も主導権を渡さない
使用感・先行インプレ
フィールドテストでは
200 g のセミロングジグを 120 m 落とし、
1/3 ピッチ高速ジャークでも
ティップがブレず「ジグが跳ねすぎない」と好評価。
さらに、50 kg クラスキハダを掛けても
胴の復元力でじわりと浮かせ、
アングラー側は体力を温存できた──
という報告も上がっています。
モデル分類と選択ガイド
- J60-2/3 〜160 gジグ|水深 60 m前後のヒラマサ・ブリ
- J60-3/4 〜200 gジグ|ディープ 100 m+ 中型マグロ
- J63-4/5 〜260 gジグ|パワー型、遠征船向け
- J63-5/6 〜320 gジグ|大型ヒラマサ・キハダ 50 kg
スペック表(開発値)
モデル | 全長(ft) | 自重(g) | ジグウェイト(g) | PE適合(号) | 最大ドラグ(kg) |
---|---|---|---|---|---|
J60-2/3 | 6'0" | 205 | 80-160 | 1.5-2.5 | 8 |
J60-3/4 | 6'0" | 215 | 120-200 | 2-4 | 10 |
J63-4/5 | 6'3" | 225 | 160-260 | 3-5 | 12 |
J63-5/6 | 6'3" | 235 | 200-320 | 4-6 | 15 |
※正式リリース時に変更の可能性があります。
発売情報・価格
2025 年 11 月 初回出荷予定。
メーカー希望本体価格は税抜 72,000~79,000 円。
実売は 6 万円台後半を予想。
AGS・SVF NANOPLUS を搭載しながら、
ハイエンドとしては攻めた価格設定です。
まとめ
SALTIGA J TECHNICAL STEERは、
「ジャーキングを自在に舵取りする」
というコンセプトを体現した一本。
細身ながら粘るブランクと AGS 感度で
ジグ操作の“ヒザウラ”を支え、
大型青物にも主導権を渡しません。
“操作派” のオフショアアングラーは、
発売情報をぜひチェックしてみてください。