ダイワ TGベイト 45g/80g完全攻略！使い方からカラー選択まで徹底解説

ダイワ TGベイトとは？タングステンジグの革命児

オフショアジギングの世界で「もはや餌とまで称される」と評される伝説的なメタルジグが存在します。それがダイワ ソルティガ TGベイトです。

このジグは単なる釣り具を超越した存在として、多くのアングラーから絶対的な信頼を獲得しています。特に45gと80gモデルは、コンパクトなシルエットながら驚異的な釣果を叩き出し続けており、「釣れないときの最後の切り札」として多くの船宿やガイドが推奨しています。

TGベイトの最大の特徴は、高比重タングステン素材の採用にあります。鉛の約1.7倍という圧倒的な比重により、従来のジグでは不可能だった「小さなシルエットで重いウエイト」を実現。これにより、ベイトフィッシュが小さい状況や、魚の警戒心が高い状況でも確実にバイトを引き出すことができるのです。

さらに注目すべきは、ソルティガブランドの名の下にリニューアルされたことです。従来のTGベイトから細かなディテールが見直され、より「釣れる」タングステンジグとして進化を遂げました。この進化により、プロアングラーから初心者まで、幅広い層で圧倒的な支持を獲得しています。

TGベイト 45g/80g 詳細スペック分析

TGベイトの真価を理解するには、まずその精密なスペックを把握することが重要です。特に45gと80gモデルは、最も汎用性が高く実用的なウエイトとして多くのアングラーに愛用されています。

基本スペック完全比較

この表からも分かるように、TGベイトはコンパクトなサイズに対して十分な重量を持っています。特に80gモデルは、80mmという小さなボディに80gの重量を詰め込んでおり、これは従来の鉛製ジグでは不可能な設計です。

カラーラインナップの戦略的選択

TGベイトの魅力の一つが、豊富で実戦的なカラーバリエーションです。各カラーは単なる見た目の違いではなく、それぞれ明確な使い分けの意図があります。

特に注目すべきはフラッシュリアルシリーズの存在です。これらは従来のリアル系カラーにフラッシング効果を加えたもので、ナチュラルさとアピール力を絶妙にバランスさせています。価格は100円高くなりますが、その効果は十分に価格差を上回ると多くのアングラーが証言しています。

実釣で証明！TGベイトの圧倒的な威力

理論や仕様だけでは語れないのがTGベイトの真の実力です。実際のフィールドでの使用感と釣果実績こそが、このジグの価値を物語っています。

フォールアクションの魔力

TGベイトの最大の武器は、左右非対称ボディによる独特なフォールアクションです。従来のシンメトリーなジグとは明らかに異なる動きを見せ、これが魚の捕食本能を強烈に刺激します。

実釣では、ジグを落とし込んだ瞬間から魚の反応が変わることを実感できます。水平に近い姿勢でヒラヒラと舞い落ちる様子は、まさに弱った小魚そのもの。この動きに反応しない魚はいないと言っても過言ではありません。

特に印象的だったのは、他のジグでは全く反応がなかった状況でも、TGベイトに変えた途端にバイトが連発したことです。これは単なる偶然ではなく、TGベイト特有のアクションが持つ圧倒的な誘引力の証明と言えるでしょう。

ターゲット魚種別実績

TGベイトの汎用性の高さは、対象魚種の幅広さからも証明されます。以下は実際の釣行での魚種別釣果データです。

この実績からも分かるように、TGベイトは青物から根魚まで幅広い魚種に対応できる万能性を持っています。特に注目すべきは、魚種によって45gと80gの効果に差があることです。

他ジグとの決定的な違い

実釣を重ねる中で最も実感したのは、TGベイトと他のジグとの圧倒的な差です。同じ重量、同じカラーの鉛製ジグと比較しても、明らかに釣果に差が出ます。

その理由は複数ありますが、最も大きな要因はフォールスピードとアクションの絶妙なバランスです。タングステンの高比重により、適度な速さで沈下しながらも、独特なアクションを維持。この「速すぎず遅すぎない」フォールが、魚に最適なアピール時間を提供するのです。

また、コンパクトなシルエットも重要な要素です。ベイトフィッシュが小さい状況では、大きなジグに対する魚の警戒心は非常に高くなります。しかし、TGベイトなら小さなシルエットで十分な重量を確保できるため、警戒心を抱かせることなく確実にバイトを誘発できるのです。

カラー別効果検証！状況に応じた最適な選択

TGベイトの釣果を最大化するには、状況に応じた適切なカラー選択が不可欠です。豊富なカラーバリエーションは決して飾りではなく、それぞれに明確な役割と効果があります。

実釣効果ランキング

数多くの釣行データを基に、実際の釣果実績でカラーをランキング化しました。これは単なる個人的な好みではなく、客観的なデータに基づいた実用的な指標です。

状況別カラー使い分け完全ガイド

カラー選択で最も重要なのは、その時の海況と魚の活性に合わせることです。以下の指針に従えば、ほぼ確実に最適なカラーを選択できます。

時間帯による使い分け

朝マズメ（5:00-7:00）：
この時間帯は魚の活性が最も高く、ナチュラル系カラーが効果的です。リアルイワシやリアルアジなど、実際のベイトフィッシュに近いカラーを選択しましょう。光量が少ないため、過度なアピールは逆効果になることがあります。

日中（7:00-17:00）：
太陽光が強い日中は、ホログラム系の威力が発揮されます。FHカタクチやフラッシュリアルシリーズが特に効果的。ただし、澄み潮の場合はリアル系の方が良い結果を得られることもあります。

夕マズメ（17:00-19:00）：
朝マズメと同様に魚の活性が高まる時間帯。リアル系とホログラム系の両方が有効です。特に夕日の反射を利用したフラッシング効果は絶大です。

夜間（19:00-5:00）：
夜間の絶対的な切り札はPHチャートグローベリーです。グロー効果により、真っ暗な海中でも確実に魚にアピールできます。常夜灯がある場合は、ケイムラ系も効果的です。

水色による使い分け

この表を参考にすることで、その日の海況に最適なカラーを迷わず選択できます。特に重要なのは、澄み潮ではナチュラル系、濁り潮ではアピール系という基本原則を守ることです。

基本から応用まで！TGベイトの使い方完全ガイド

TGベイトの真価を引き出すには、正しい使い方の理解が不可欠です。単純に投げて巻くだけでも釣れますが、適切なテクニックを身につけることで釣果は飛躍的に向上します。

基本アクション3パターン

パターン1：フォール&ステイ

TGベイトの最も基本的で効果的なアクションです。ジグを落とし込み、着底後に数秒間ステイさせます。この間にTGベイト特有のフォールアクションが魚を誘い、ステイ中にバイトが集中します。

コツは、フォール中にラインを張らず緩めず、適度なテンションを保つことです。これにより、TGベイトの左右非対称ボディが生み出す独特なアクションを最大限に活かせます。

パターン2：スロージャーク

ロッドをゆっくりと大きくシャクり上げ、フォールで食わせるテクニックです。TGベイトの場合、激しいジャークは禁物。ジグが暴れすぎて本来のアクションを損なってしまいます。

理想的なシャクリ幅は50cm程度。リールのハンドル半回転でワンジャークを基本とし、ロッドは水平を保ちます。これにより、TGベイトが横を向きやすくなり、より自然なアクションを演出できます。

パターン3：リフト&フォール

ロッドをゆっくりと持ち上げてジグを浮上させ、フォールで食わせるテクニックです。特に根魚狙いで威力を発揮します。

重要なのは、リフト時のスピードです。急激に持ち上げるのではなく、魚がついてこられる程度のスピードで誘い上げ、フォールで確実にバイトを誘発します。

シチュエーション別攻略法

深場攻略（水深80m以上）

深場では80gモデルの威力が発揮されます。水圧が高い環境では、軽いジグでは十分なアクションを得られません。TGベイトの高比重が、深場でも確実にボトムを取り、効果的なアクションを可能にします。

深場での基本は「フォール&ステイ」。着底を確実に感じ取り、ボトムから1-2mの範囲でアクションさせます。深場の魚は動きが鈍いため、じっくりと時間をかけてアピールすることが重要です。

中層攻略（水深30-60m）

最もTGベイトの汎用性が発揮される水深帯です。45gと80gの使い分けが重要で、魚の活性と潮の速さで判断します。

活性が高い場合は45gでスピーディーに、活性が低い場合は80gでじっくりと攻めます。中層では「スロージャーク」が最も効果的で、ベイトフィッシュを意識したナチュラルなアクションが鍵となります。

浅場攻略（水深30m未満）

浅場では45gモデルの出番です。軽量なジグの方が、浅場特有の繊細なアクションを演出できます。

浅場の魚は警戒心が強いため、過度なアピールは逆効果。「リフト&フォール」を基本に、できるだけナチュラルなアクションを心がけます。カラーもリアル系を中心に選択しましょう。

上級者向け応用テクニック

ドリフトテクニック

潮流を利用してTGベイトを自然に流す高等テクニックです。船の流し方向に合わせてジグを送り込み、潮に乗せて広範囲を探ります。

このテクニックの肝は、ジグをコントロールしすぎないことです。潮の流れに任せつつ、時折軽いアクションを加えて魚の注意を引きます。特に青物の回遊待ちで威力を発揮します。

レンジキープテクニック

魚探で魚の反応が見えている特定のレンジを、TGベイトで正確にトレースするテクニックです。

TGベイトの高比重特性を活かし、狙ったレンジでのステイ時間を長く取ります。通常のジグでは難しい精密なレンジコントロールが、TGベイトなら可能になります。

競合製品との徹底比較

TGベイトの真価を理解するには、同クラスの競合製品との比較が不可欠です。市場には多くのタングステンジグが存在しますが、それぞれに特徴と適用場面があります。

主要競合製品との性能比較

この比較表から分かるように、TGベイトは価格と性能のバランスが最も優れていることが明確です。特に、左右非対称ボディによる独特なアクションは、他の製品では再現できない大きなアドバンテージとなっています。

実釣での差を検証

理論上の比較だけでなく、実際のフィールドでの釣果比較も重要です。同一条件下での比較テストを実施した結果、TGベイトの優位性が数値で証明されました。

この結果から、TGベイトは総合的な釣果で他製品を上回ることが実証されました。特に、初回バイトまでの時間の短さは、TGベイト特有のアクションの効果を如実に示しています。

選択の指針

競合製品との比較を踏まえ、どのような場合にTGベイトを選ぶべきかの指針をまとめました。

TGベイトを選ぶべき場合：

• 汎用性を重視する（様々な魚種・状況に対応）
• コストパフォーマンスを重視する（価格と性能のバランス）
• 初心者から中級者（扱いやすさと効果を両立）
• アクションの差別化を図りたい（独特なフォールアクション）

他製品を選ぶべき場合：

• 予算を最重視する → ガンガンジグTG
• 大型魚のみを狙う → オシアジガーTG
• 耐久性を最重視する → コルトスナイパーTG
• とにかく安く済ませたい → ジグパラTG

この指針に従えば、自分の釣りスタイルと目的に最適な製品を選択できるでしょう。

推奨タックルセッティング

TGベイトの性能を最大限に引き出すには、適切なタックルセッティングが不可欠です。ジグの特性を理解した上で、最適な組み合わせを選択しましょう。

重量別推奨タックル

45g対応セッティング

80g対応セッティング

フック選択の重要性

TGベイトはフックなしで販売されているため、適切なフック選択が釣果に直結します。フック選択の基本原則を理解しましょう。

推奨フックセッティング：

• フロント：トレブルフック #2-#1
• リア：アシストフック #1-#1/0

フロントのトレブルフックは、活性の高い魚の確実なフッキングに効果的です。一方、リアのアシストフックは、ショートバイトや根掛かり回避に威力を発揮します。

よくある質問とトラブル対処法

TGベイトを使用する上で、多くのアングラーが抱く疑問や遭遇するトラブルについて、実践的な解決策をご紹介します。

よくある質問

Q1: 45gと80g、どちらを最初に購入すべきですか？

A: 80gを最初に購入することをお勧めします。理由は汎用性の高さです。80gなら水深20mから100m超まで幅広く対応でき、大型魚から中型魚まで狙えます。45gは80gに慣れてから追加購入するのが効率的です。

Q2: カラーは何色揃えれば十分ですか？

A: 最低限3色（リアルイワシ、FHカタクチ、PHチャートグローベリー）があれば、ほとんどの状況に対応できます。この3色で基本的な状況（澄み潮、薄濁り、夜間・深場）をカバーできます。

Q3: 他社のフックを使用しても問題ありませんか？

A: 問題ありません。むしろ、ターゲットや釣り方に応じてフックを選択することで、より効果的な釣りが可能になります。ただし、重量バランスの変化に注意し、必要に応じてテスト釣行を行ってください。

Q4: TGベイトで釣れない時はどうすればいいですか？

A: まずカラーローテーションを試してください。それでも反応がない場合は、アクションパターンを変更し、最終的には重量を変える（45g⇔80g）ことを検討しましょう。TGベイトで反応がない場合、魚がいない可能性も考慮する必要があります。

トラブル対処法

トラブル1: 根掛かりが多発する

対処法: 着底の感知精度を向上させましょう。TGベイトは高比重のため、着底が分かりにくい場合があります。ラインテンションを適度に保ち、着底と同時にリールを巻き始める習慣をつけてください。

トラブル2: フックが頻繁に伸びる・折れる

対処法: フック強度の見直しが必要です。大型魚が多いエリアでは、より強度の高いフックに交換してください。また、ドラグ設定の見直しも効果的です。

トラブル3: アクションが安定しない

対処法: ロッドアクションの見直しを行ってください。TGベイトは激しいジャークを嫌います。ゆっくりとしたリズムで、ジグが暴れないようにコントロールすることが重要です。

まとめ

ダイワ TGベイト 45g/80gは、タングステンジグの代名詞として、その地位を確固たるものにしています。左右非対称ボディによる独特なフォールアクション、高比重タングステン素材による小型高密度設計、そして豊富なカラーバリエーションが、このジグの圧倒的な釣果実績を支えています。

特に注目すべきは、初心者から上級者まで幅広く対応できる汎用性です。基本的な「フォール&ステイ」から上級者向けの「ドリフトテクニック」まで、使い手のレベルに応じて様々な釣り方が可能です。

価格面でも、2,800円という設定は性能を考慮すれば非常にリーズナブルです。競合製品との比較でも、総合的な釣果とコストパフォーマンスで優位性を示しており、投資価値の高いルアーと言えるでしょう。

カラー選択においては、リアルイワシ、FHカタクチ、PHチャートグローベリーの3色を基本とし、経験を積むにつれて他のカラーを追加していく戦略が効果的です。

重量選択では、80gを基本として、浅場や繊細な釣りには45gを使い分けることで、ほぼ全ての状況に対応できます。

TGベイトは単なる釣り具を超越し、「もはや餌とまで称される」その実力は、実際のフィールドで証明され続けています。オフショアジギングを本格的に楽しみたいアングラーにとって、必携のルアーと断言できるでしょう。

投資する価値は十分にあり、きっとあなたの釣果向上に大きく貢献してくれるはずです。

参考サイト：
ダイワ公式サイト - ソルティガ TGベイト