その他 アジング ソルトウォーター 道具・タックル 釣り入門

【2025年最新】アジング夜釣りコツ完全ガイド!初心者でも釣果3倍UPの実践テクニック

【2025年最新】アジング夜釣りコツ完全ガイド!初心者でも釣果3倍UPの実践テクニック

夜の海に響く水音と、竿先に伝わる小さなアタリ。アジングの醍醐味は、まさに夜釣りにあります。

昼間のアジングと比べて、夜は圧倒的に釣果が上がりやすく、初心者でも手軽に楽しめる釣りです。しかし、ただ夜に釣りをするだけでは、本当の夜アジングの魅力を味わうことはできません。

今回は、夜のアジングで釣果を3倍にアップさせる実践的なコツを、基本から応用まで徹底解説します。安全対策から具体的なテクニックまで、初心者の方でもすぐに実践できる内容をお届けします。

なぜ夜の方がアジが釣れるのか?

アジングが夜の時間帯で人気な理由は、明確な根拠があります。まず、アジの生態を理解することが重要です。

アジの夜間行動パターン

アジは夜行性の魚ではありませんが、夜間に活発に捕食活動を行います。これは、常夜灯の光に集まるプランクトンを狙うためです。また、夜間は警戒心が薄れ、岸際まで接近してくる傾向があります。

昼間は沖合の深場にいることが多いアジも、夜になると浅場に移動してきます。そのため、岸からでも十分に狙うことができるのです。

夜釣りの圧倒的なメリット

夜のアジングには、昼間にはない大きなメリットがあります。まず、釣り人のプレッシャーが少ないことです。昼間に比べて釣り人の数が減るため、アジが警戒しにくくなります。

さらに、常夜灯周辺では確実にベイトが集まります。光に寄ってくるプランクトンを狙って、小魚やアジが集結するのです。この自然の食物連鎖を利用できるのが、夜アジングの最大の武器です。

水温の安定も見逃せません。夏場の昼間は水温が上がりすぎてアジの活性が下がりますが、夜間は適温を保ちやすくなります。

ポイント選びで釣果が決まる

夜のアジングで最も重要なのは、ポイント選択です。闇雲に釣りをしても、アジがいない場所では釣果は期待できません。

常夜灯周りの基本攻略

最も確実なのは、常夜灯のある漁港や堤防です。しかし、ただ明るい場所を狙えばよいわけではありません。重要なのは「明暗の境目」です。

明るい部分にはプランクトンが集まりますが、アジは警戒して明暗の境目や暗い部分に潜んでいることが多いのです。そのため、明暗の境目を重点的に攻めることが釣果アップの鍵となります。

また、常夜灯の種類も重要です。白い水銀灯の下では、アジは表層を意識します。一方、オレンジ色のナトリウム灯の下では、中層から底層を狙うのが効果的です。

闇アジングのポイント選択

常夜灯がない場所でも、アジを狙うことは可能です。これが「闇アジング」と呼ばれる釣り方です。

闇アジングで最も重要なのは、潮通しの良さです。潮の流れがある場所には、必然的にベイトが集まります。そのベイトを狙ってアジも回遊してくるのです。

具体的には、テトラ帯や堤防の先端部分が狙い目です。これらの場所は外向きに面しているため、港内よりも流れが生まれやすくなります。

テトラ帯攻略のコツ

テトラ帯は、アジの回遊ルートとして非常に有効です。ただし、メバル狙いとは異なり、テトラ沿いではなく沖の潮の中を狙うのがポイントです。

夜間のテトラ帯は危険が伴うため、安全対策を十分に行ってください。また、手前に近づくと極端にアップヒルになるため、ジグヘッドがテトラに触れないよう注意が必要です。

堤防先端の攻略法

潮通しの良い堤防の先端は、闇アジングの一級ポイントです。青物を狙うような潮通しが良い場所であれば、常夜灯がなくてもアジが回遊してきます。

流れやヨレが生まれる場所を見つけることが重要です。これらの場所には、必ずベイトが溜まっています。

時間帯を制する者がアジングを制す

夜のアジングでは、時間帯の選択が釣果を大きく左右します。ただし、一般的に言われる19時〜5時という時間にとらわれる必要はありません。

潮の動きが最重要

最も重要なのは、潮の動きです。タイドグラフを必ず確認し、潮が動いている時間を狙いましょう。特に、満潮から干潮に切り替わるタイミングは絶好のチャンスです。

潮が動いている時間であれば、どの時間帯でもアジを釣ることは可能です。逆に、潮が止まっている時間は、どんなに良いポイントでも釣果は期待できません。

まずめ時間の活用

夕まずめと朝まずめは、アジの活性が最も高くなる時間帯です。特に夕まずめは、昼間のアジが夜間モードに切り替わる重要な時間です。

この時間帯は、表層から底層まで幅広いレンジでアジが活動します。そのため、様々なレンジを効率よく探ることが重要です。

深夜帯の狙い方

深夜帯は、アジの警戒心が最も薄れる時間です。しかし、活性も下がる傾向にあるため、よりデリケートなアプローチが必要になります。

この時間帯は、軽いジグヘッドでゆっくりとしたアクションが効果的です。また、ワームのカラーもより自然なものを選ぶことが重要です。

タックル選択で差をつける

夜のアジングでは、昼間とは異なるタックル選択が求められます。特に、ジグヘッドの選択は釣果に直結する重要な要素です。

ジグヘッドの重さ選択

ナイトアジングでは、フォール主体の釣りになるため、なるべく軽いジグヘッドを選ぶことが基本です。1g前後をメインとし、状況に応じて0.4gから3gまで使い分けます。

テトラ帯では0.6〜1gをメインに使用します。一方、堤防の先端など潮の流れが速い場所では、1〜1.5gが適しています。深場のボトムを攻める場合や、さらに潮の流れが速い場合は2g、3gも必要になります。

重要なのは、その場に適した最も軽い重さを選ぶことです。軽いジグヘッドほど、アジに違和感を与えずにバイトを誘発できます。

シャンクの長さにこだわる

ジグヘッド選択では、重さだけでなくシャンクの長さも重要です。短いシャンクを選ぶことで、ワームの可動域が広くなり、より自然な動きを演出できます。

これにより、ワームのポテンシャルを最大限に発揮でき、アジのバイト率が向上します。

ワームカラーの使い分け

夜のアジングでは、ワームのカラー選択も重要です。基本となるのは、クリア系、オキアミ系、グロー系の3色です。

クリア系は最も汎用性が高く、どんな状況でも使えます。オキアミ系は、ベイトがオキアミの場合に効果的です。グロー系は、真っ暗な場所や活性が低い時に威力を発揮します。

状況に応じてカラーローテーションを行うことで、その日のアジの好みを見つけることができます。

リグの使い分け

夜のアジングでは、魚との距離に応じてリグを使い分けることが重要です。ジグ単で届く距離であれば、軽いジグヘッドで繊細にアプローチします。

しかし、潮目が遠い場合や、流れに着いているアジを狙う場合は、キャロライナリグやフロートリグが必要になります。そのため、ジグ単タックルとキャロ/フロートタックルの2本を用意しておくことをおすすめします。

実践的な釣り方テクニック

夜のアジングで最も重要なのは、フォール主体のアクションです。昼間の「ただ巻き」とは全く異なるアプローチが求められます。

基本のアクション手順

まず、キャスト後にカウントダウンでレンジを把握します。1、2、3と数を数えながら、仕掛けがどの深さにあるかを常に意識してください。

次に、ロッドを立ててチョンチョンと細かく2回ほどシェイクを入れます。その後、ピタッとロッドを止めて(もしくはサビキながら)カーブフォールでアタリを待ちます。

このアクションが、夜アジングの基本中の基本です。アジの多くは、フォール中にバイトしてきます。

レンジの探り方

夜のアジングでは、表層からボトムまで幅広いレンジを攻めることが重要です。「灯がない=アジが浮かない=狙いはボトム」という考えは間違いです。

表層に群れていることも多々あります。特に、港内よりも回遊による群れの入れ替わりが激しいため、活性や捕食するレンジをしっかりと見極めることが大切です。

さっきまでボトムでアタリがあったのに急にアタリがなくなったら、思い切って表層も攻めてみましょう。

アタリの取り方

夜のアジングでは、アタリが非常に繊細になります。昼間のような明確なアタリは少なく、「なんとなく重い」「ラインが止まった」といった微細な変化を感じ取る必要があります。

ラインの動きを常に注視し、少しでも違和感を感じたら即座にアワセを入れてください。夜間は視覚的な情報が限られるため、手元に伝わる感覚により集中することが重要です。

カウントダウンの重要性

夜のアジングでは、カウントダウンが釣果を左右します。アジがヒットしたカウント数を覚えておき、同じレンジを重点的に攻めることで効率的に釣果を伸ばせます。

また、群れが移動した場合も、同じカウント数で着水点を変えることで、再びアジを見つけることができます。

安全第一で夜釣りを楽しむ

夜のアジングでは、安全対策が最優先です。楽しい釣りも、事故が起これば台無しになってしまいます。

必須の安全装備

ヘッドライトとライフジャケットは絶対に必要です。ヘッドライトは両手が使えるため、仕掛けの交換や足元の確認に不可欠です。予備の電池も必ず持参してください。

ライフジャケットは、夜間の落水事故を防ぐために必須です。常夜灯の下でも、周囲は完全な闇夜です。万が一の事態に備えて、必ず着用しましょう。

防寒着も重要な安全装備の一つです。夜間は気温が下がるため、特に冬場は防寒性能の高いジャケットや手袋を用意してください。

ライトの正しい使い方

夜釣りでのライトの使い方には、明確なマナーがあります。まず、水面を直接照らしてはいけません。これは、魚を驚かせてしまうためです。

また、他の釣り人に向けてライトを照らすことも厳禁です。手元の作業をする際は、水面に背を向けて行うのが基本です。

赤いライトを使用することで、魚への影響を最小限に抑えることができます。通常のライトよりも魚に気づかれにくいとされています。

夜釣り特有の危険回避

夜間は、昼間には見えない危険が潜んでいます。足元はスッキリさせ、暗闇で釣りに夢中になっても注意力を散漫にしないよう心がけてください。

テトラなどの足場が悪い場所には、昼の感覚で近づかないことが重要です。夜は感覚が違うため、思わぬ事故につながる可能性があります。

また、ゴンズイやハオコゼなど、毒を持った生物がヒットしやすいのも夜釣りの特徴です。薄暗い環境では刺されるリスクが増大するため、直接魚を触らないよう注意してください。

よくある失敗と効果的な対策

夜のアジング初心者が陥りがちな失敗パターンと、その対策をご紹介します。

同じレンジばかり攻めてしまう

最も多い失敗は、ボトムばかりを狙ってしまうことです。夜だからといって、アジが必ずボトムにいるわけではありません。表層から底層まで、幅広くレンジを探ることが重要です。

対策として、カウントダウンを1から10まで段階的に変えて、アジがいるレンジを見つけてください。

ライトの使い方を間違える

水面を照らしてしまい、自分でアジを散らしてしまうケースが多く見られます。ライトは必要最小限の使用に留め、基本的には手元の作業時のみ使用してください。

また、常にライトを点けっぱなしにするのも避けましょう。アジの警戒心を高めてしまいます。

重すぎるジグヘッドを使用

飛距離を重視して重いジグヘッドを使いがちですが、夜のアジングでは軽さが重要です。その場に適した最も軽いジグヘッドを選ぶことで、バイト率が格段に向上します。

風や潮の流れが強い場合のみ、重いジグヘッドを使用してください。

夜アジングで釣果3倍を実現しよう

夜のアジングは、正しい知識と技術があれば、誰でも楽しめる釣りです。今回ご紹介したコツを実践することで、必ず釣果アップにつながります。

最も重要なのは、安全対策を怠らないことです。そして、ポイント選択、時間帯の選択、適切なタックル選択、そして実践的なテクニックを組み合わせることで、夜のアジングを存分に楽しむことができます。

まずは安全装備を整えて、近くの常夜灯のある漁港から始めてみてください。きっと、夜の海の魅力に取り憑かれることでしょう。

-その他, アジング, ソルトウォーター, 道具・タックル, 釣り入門
-,