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【性能分析】Fishman ビームス エクスパン 7.10LHTSはなぜ万能か?スペックとユーザー評価から徹底解説

【性能分析】Fishman ビームス エクスパン 7.10LHTSはなぜ万能か?スペックとユーザー評価から徹底解説

1本で全てをこなす!Fishman ビームス エクスパン 7.10LHTSの革命的汎用性

「遠投もしたい、でもピンポイントキャストも必要」「軽いルアーから重いルアーまで快適に扱いたい」「シーバスもロックフィッシュも、1本のロッドで楽しみたい」そんなアングラーの贅沢な願いを、かつてないレベルで実現することを目指して開発されたロッドがあります。それが、Fishman(フィッシュマン)のビームス エクスパン 7.10LHTSです。

Fishmanが誇るキャスト性能と、ターゲットや場所を選ばない圧倒的な汎用性を兼ね備えたこのロッドは、多くのアングラーから注目を集めています。本記事では、なぜエクスパン7.10LHTSが「万能」と呼ばれるのか、その理由を公式スペックと多くのユーザーレビューから徹底的に分析し、解説します。

エクスパン 7.10LHTSを唯一無二たらしめる3つの核心性能

性能1:驚異の対応ルアーウェイト!7gから50gまでをカバー

このロッドの最大の特長として公式に謳われているのが、7gの軽量ミノーから50gのヘビーバイブレーションやメタルジグまで、一つのティップで快適にキャストできる驚異的な対応力です。通常、これほど広いウェイト範囲をカバーするには、ティップを交換したり、複数のロッドを使い分けたりする必要がありました。

しかし、エクスパン7.10LHTSは、Fishman独自のブランクス設計により、ティップセクションに絶妙な張りとしなやかさを持たせることで、この課題の克服を目指しています。軽いルアーはティップの反発だけで軽快に弾き飛ばし、重いルアーはロッド全体にしっかりとウェイトを乗せて、トルクフルなキャストが可能になるよう設計されています。

性能2:「LHTS」に込められた設計思想 - しなやかさとパワーの両立

モデル名に冠された「LHTS」は、このロッドの性格を象徴しています。

  • L(ライト):繊細なティップセクション。バイトを弾きにくく、ルアーに自然なアクションを与えやすい。
  • H(ヘビー):強靭なバットセクション。ランカークラスの魚にも主導権を渡さず、しっかりと寄せられるパワーを持つ。
  • TS(テクニカルソリッド):感度と操作性を高めるソリッドティップのようなフィーリング。※ブランクス自体はチューブラーですが、ソリッドのような使用感を目指して設計されていることを示唆します。

このティップのしなやかさと、ベリーからバットにかけての強烈なパワーという、相反する要素を一本のブランクスに凝縮している点が、Fishmanの技術的な特徴です。

性能3:7.10ftの絶妙なレングスが生む操作性と遠投性能

7フィート10インチというレングスは、遠投性能とアキュラシー(正確性)性能のバランスを追求した結果です。長すぎず短すぎないこの長さは、広大なサーフや大河川でのフルキャストから、港湾部のストラクチャーを狙うピンポイントキャストまで、多様なシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮することを目指しています。

また、3ピースで仕舞寸法が95.5cmとコンパクトになるため、遠征などでの携帯性も高く評価されています。

想定されるアプリケーション(対応魚種とフィールド)

エクスパン7.10LHTSのスペックとコンセプトから、以下のような幅広い釣りへの高い対応力が期待できます。

  • シーバス:港湾部の明暗撃ちから、河川のドリフト、干潟のウェーディングまで。特に、バチ抜けシーズンの軽量ルアーから、コノシロパターンのビッグベイト(50gクラスまで)まで1本で対応できる汎用性は大きな利点です。
  • ロックフィッシュ:テキサスリグやフリーリグでのボトム攻略から、スイミング系の釣りまで。繊細なティップは根掛かり回避に貢献し、強靭なバットパワーは魚を根から一気に引き剥がす能力を持ちます。
  • 本流トラウト:7g程度のミノーも扱えるため、サクラマスなどのパワフルなトラウトにも対応可能です。
  • ライトショアジギング:30g〜40gのメタルジグを快適に遠投できるスペックを持ち、しなやかなティップはジャークのアクションもつけやすい設計です。

スペック表

項目仕様
商品名Beams Xpan 7.10LHTS(ビームス エクスパン)
ブランドFishman(フィッシュマン)
レングス241cm (7.10ft)
マテリアル4軸カーボン
ガイドKガイドチタン+ステン
継数3ピース
仕舞寸法95.5cm
グリップ長41cm
自重172g
ルアーウェイト7g〜50g
ラインPE1.5号〜4号

推奨タックルセッティングの考察

エクスパン7.10LHTSの性能を最大限に引き出すための、代表的なタックルセッティングの組み合わせを考察します。

バーサタイル・シーバスセッティング

  • リール:シマノ アンタレスDCMD / ダイワ ジリオン TW HD など遠投性能に優れたモデル
  • PEライン:1.5号〜2号
  • リーダー:ナイロン/フロロ 20lb〜30lb
  • 考察:このセッティングで10g前後のミノーから40gクラスのバイブレーションまでを幅広くカバーできると考えられます。特にDCブレーキ搭載リールとの組み合わせは、バックラッシュのリスクを低減し、快適なキャストをサポートするでしょう。

パワー・ロックフィッシュセッティング

  • リール:シマノ スコーピオンMD / ダイワ タトゥーラ TW 300/400 など太糸を巻けるタフなモデル
  • PEライン:2号〜3号
  • リーダー:フロロカーボン 25lb〜40lb
  • 考察:太めのラインセッティングでも、ロッドのしなやかさが飛距離を確保する助けとなります。根の荒いエリアで、大型のキジハタやソイを強引に引きずり出すためのパワーファイトに適した組み合わせです。

Web上のユーザー評価分析

肯定的な評価の傾向(星5〜4)

各種ECサイトやブログのレビューを分析すると、最も多く見られるのが、「本当に1本で何でもできる」という汎用性への驚きの声です。「釣行時のロッド本数が劇的に減った」「遠征にはこの1本があれば安心」といった評価が多数を占めます。また、キャストフィールの良さを絶賛する声も多く、「バックラッシュが怖くなくなった」「ベイトリール初心者でも投げやすい」など、Fishmanロッド特有のキャスト性能が高く評価されています。

否定的な評価の傾向(星1〜2)

ネガティブな評価は非常に少ないですが、一部に「価格が高い」という意見が見られます。しかし、これは1本で何役もこなせる汎用性を考慮すれば、複数の専用ロッドを揃えるよりも結果的にコストパフォーマンスが高いと捉えるユーザーが多いようです。また、「3ピースの継ぎ目が気になる」という声もありますが、これは遠征時の携帯性を重視した設計上の特徴であり、トレードオフとして理解されています。

まとめ:アングラーの可能性を「拡張」する一本

Fishman ビームス エクスパン 7.10LHTSは、単なる「万能ロッド」という言葉では片付けられない、まさにアングラーの釣りのスタイルそのものを「拡張(Expand)」することを目指した、意欲的な一本です。

7gから50gまでを自在に操ることを可能にするブランクス設計、繊細なティップと強靭なバットの融合、そして場所を選ばない絶妙なレングス。これらが高次元で組み合わさることで、「あのルアーを投げるにはロッドが…」「あの魚を狙うには場所が…」といった、これまでアングラーが感じていた制約から解放される可能性を秘めています。

価格は決して安価ではありませんが、その性能と汎用性は、多くのユーザーレビューで高く評価されています。あなたの右腕となり、あらゆるフィールドで最高のパフォーマンスを発揮してくれるこのロッドは、釣りの可能性を無限に広げる選択肢の一つとなるでしょう。

参考サイト: Fishman 公式オンラインショップ - Beams Xpan7.10LHTS

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